ここからの移動は歩きです。自由に歩いてもらっていいのですが、東寺道という通りがあります。
東西の通りで慶賀門に直行しています。東寺道と言うので参道かと思っていたのですが、そうではないようです。
【慶賀門】
ここで屋根を見ましょう。切妻屋根で、軒先がカーブしていません。
東寺道は、生活道路、別名は東寺通り。東寺通りから大宮通りを南下して九条通りの南大門で再集合します。
【南大門】
雨樋がありますが縦樋がありません。僕は雨樋を美しく思いません。門については、スケールなど明日の東大寺南大門と比較してみましょう。
【金堂】
【講堂】
妻飾り
妻飾り
金堂、講堂、食堂の違いを沢山見つけましょう。(資料を参考に)例えば屋根の形状の入母屋です。切妻、寄棟ではなく入母屋です。住宅の場合は、入母屋は屋根裏の換気が容易であり、採光も取り入れられます。妻飾りをチェック。因みに東大寺は寄棟です。角(つの)が付いています。
違いをたくさん見つけることも大事ですが、それよりも魅力的なデザインを見つけて何故なのかを言葉(文章)にすることが大切です。(思い付きは原石です)
開口のデザイン窓開口のデザイン窓
開口のデザイン扉
開口のデザイン扉
天井のデザイン1:
内部の写真を撮ることができないので資料はありませんが、天井のデザインを見る。格子(グリット)の大きさを注意しながら、明日の建築も見ましょう。「グリットを小さくすると天井が高く見える」「床に置いては、石やタイルなどの割り付けを大きくすると広く見える」
天井のデザイン2:
梁もデザインしています。真ん中にラインが入っています。どのように見えますか?
実は一番語りたいのが五重塔です。今回は浄瑠璃寺に三重塔があります。デザインとして比較するには違いすぎるので、別々に見てください。東寺の五重塔は日本最大の木造の塔です。心柱の図が東面あります。
東寺の五重塔は美しいと言われています。あなたは美しいと思いますか?