かん太が亡くなって今日で164日目になります。あれから次の子を探すことを決めていましたが、1年間ぐらいはこの静かな生活が続くかもしれないと、ボヤ〜と思っていました。ところが不幸は続くもので、7月の台風12号によって推定22歳のミモザが倒されました。「心が折れる」。ミモザは植物ですが、私にとっては家族だったのだとしみじみ感じました。続けて家族を失い、このままではいけないと思っている時に、京都府内のブリーダーで可愛いフレンチブルドックを見つけました。可愛いと言っても、かん太以上のフレンチブルドックを見たことがないので、比較はしません。地図で場所を調べると差ほど遠くなく「丹波篠山の手打ち蕎麦屋に立ち寄ってから見学に行こうか」と2人で出かけました。大型台風21号の前日です。いずれにしろ「今日は決めないよ」と念を押されての遠足でした。子犬は10畳ほどのプレハブの部屋いっぱい円を描いて、延々とおもちゃのように走ります。生命力とは人に伝わるものだと知りました。ひょっとすればこの子は我が家を、私を変えてくれるかもしれないと期待を掛けました。今日は決めないよと言われていましたが、いつの間にか「うち(我が家)に来るか」と声をかけていました。それから名前を決めること2週間、いろいろな候補から簡単で、覚えやすくて、何よりも大きな期待を掛けない名前を見つけ出しました。かん太同様、今回も幸美さんの命名です。「くりちゃん」。丹波の国の名産からです。
見学の時、延々と走っていた子が少々疲れたのか飽きたのかブリーダーさんの靴を標的にしだした。靴をかじりながら上目使いでこちらを見た時、ほんの一瞬ですがかん太の面影を見ました。
7月7日誕生日、本日で78日目。
そんなことで新しい家族の「くりちゃん」をどうぞお見知りおき下さいませ。