1月3日大阪公演初日に行ってきました。
小学生の頃に、森繁久彌が両手を上げて「しきたりー、しきたり、しきたりー」と歌う姿を今も鮮明に覚えています。もちろん劇場に行ったわけではなく、テレビで流れていた映像に偶然出会っただけです。
50周年ということなので、おそらく初演から3年以内のことだったのでしょう。それから随分と時を重ね沖縄国立劇場の設計に関わることになり、勉強も兼ねて劇場に初めて自ら足を運んだのが劇団四季の「ライオンキング」。
ミュージカルがこんなに面白くて豊かなものなのだと知ったのがこの時で、39歳になったばかりの1月でした。その時、子供の頃に出会った「屋根の上のヴァイオリン弾き」を観たいと思ったことを覚えています。
森繁さん、ようやく実現しましたよ。
市村正親さんのテヴィエは優しくて愉快で、鳳蘭との掛け合いが絶妙で、素晴らしい。
三人娘も違った個性をキレの良い踊りで表現して素晴らしい。
踊りがリズミカルで明るくて、子供の頃に記憶していた印象と随分と違っていましたが、素晴らしい。
50周年おめでとうございます。
次はもう少し近い席で見たいものです。