久しぶりの夫婦で遠足です。ずいぶん前から「お伊勢さんにお参りしたい」と言われていたのですが、ようやく実現しました。僕は昨年の７月に神宮茶室見学でお参りしていますが、外宮にお参りするのは、生まれてこのかた初めてです。参拝の順序は、外宮からだそうです。伊勢市駅前から一直線に下宮まで参道が続きます。まずは古建築探索から。

「通信省旧山田郵便局電話分室」となっています。文中の「宇治山田郵便局」は明治村に移築されています。2015年10月の建築士事務所協会の明治村ツアーで、この時にこの建築を見学しています。館内に、歴代のポストがズラリと展示されていたのが印象的でした。

今はカフェとフランス料理店です。

老舗旅館の「山田館」。現在この辺りは伊勢市ですが以前は宇治山田市だったそうです。内宮が宇治、外宮が山田。そこから山田館と名付けたようです。当時はこの参道に木造３階建ての旅館が軒を連ねていたようです。今や、木造３階建ての旅館は山田館だけです。気になるところが沢山あります。空調室外機と玄関のアルミ引き戸は、非常に残念です。

建築の次は「食」です。
外宮バス停のすぐ前の「牡蠣」「しらす」を売りにしているお店に入りました。
僕は「しらすかき揚げ丼セット」。牡蠣の佃煮と赤出汁が付いています。見ての通り、かき揚げが立体的で「インスタ栄え」します。しらすかき揚げと、釜揚げしらすは、別々に食べた方が良いと思います。混ぜるとかき揚げが勝ちます。

「伊勢うどんセット」。「伊勢うどん」「生しらす丼」「牡蠣の佃煮」のセットです。伊勢うどんは、以前におかげ横丁で食べた味と同じでした。

豊受大神宮・外宮の正面です。

本日一番の楽しみが栗生明氏設計の「せんぐう館」でした。どうやら休館のようです。台風の影響と書いていますから、多分雨漏りと思います。昨年の10月からなので、半年も閉まっているのは残念です。

２つ目の鳥居です。
森は内宮の方が深く感じます。

正宮です。

正宮前の鳥居のデザイン。
このあとバスで内宮に向かいます。

五十鈴川御手洗場（いすずがわみたらし）。
雨のあとでしたが、濁りもなくきれいな水でした。

正宮。
ここでも外国語が飛び交っていました。

荒祭宮とは、内宮の第一別宮だそうです。
天照大神の正式名称「天照坐皇大御神荒御魂」で、読み方は「あま・てらします・すめ・おおみかみの・あらみたま」とガイドさんが言っているのを横から聞きました。
本日はいい天気に恵まれ、気楽な遠足でした。